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南北の軍事境界線の北側で、地雷を運ぶ北朝鮮の兵士ら=韓国国防省提供

 韓国国防省は17日、北朝鮮が大雨の影響で水位が上がったダムを放流する際に、意図的に地雷を川に流す恐れがあるとの見方を示した。地雷が川下の韓国側に流れ着く恐れがあるとみて、国防省は警戒を続けている。

 国防省によると、北朝鮮は4月ごろから、南北の軍事境界線の北側に数万発以上の地雷を埋設。木の葉に偽装した見分けがつきにくい地雷を埋設する動きも新たに確認された。大雨の影響ですでに埋設された地雷が流れ込む可能性もあるという。国防省は「地雷の流出の可能性に備え、万全を期している」としている。

 金正恩(キムジョンウン)総書記の妹で、朝鮮労働党の金与正(キムヨジョン)副部長は16日に発表した談話で、韓国から大型風船が引き続き飛ばされているとして、新たな対抗措置をとる可能性を示唆。韓国側は北朝鮮の出方を注視している。

 また国防省は17日、北朝鮮…

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