Smiley face
写真・図版
清水アキラさん=東京都中野区、菊池康全撮影

 「長年、連れ添ったパートナーをあっさり変える人が最近、増えているね」

 こう語るのは、物まね芸で人気を博したタレントの清水アキラさん(70)だ。

 清水さんは11年前、長年連れ添った妻(68)と「卒婚」をした経験がある。

 卒婚とは、婚姻関係は継続しつつ、束縛せずにお互いやりたいことを自由に認め合うゆるい関係をいう。杉山由美子氏の本「卒婚のススメ」で2004年にこの言葉が登場して以降、卒婚を選ぶ熟年夫婦が増えたとされる。

 清水さん夫妻の「卒婚」のきっかけは移住だった。生き馬の目を抜くような芸能界で長年働いたので、還暦を過ぎたら、故郷の長野県に移住しようと清水さんは心に決めていたという。

「卒婚」を選んだ夫の大誤算

故郷、長野県へ移住することを提案するも妻に拒否された清水さん。お互い自由に暮らそうと「卒婚」を選びましたが、大誤算が待っていました。記事後半は弁護士が語る卒婚の注意点です。

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