高知県内の基幹産業である農業の担い手を育てるため、高知大学が人材輩出に協力する。
2025年度から農林海洋科学部農林資源科学科の定員を5人増やして140人とし、高知で農業に従事する人材を育てる「地域志向枠」も新設する。
地域創生に取り組む地方国立大学を支援する文部科学省の特例制度を活用する。22年度に始まった制度で、これまでに徳島大など4大学で適用されたという。
「地域志向枠」は定員15人で、全国から出願可能の推薦入試とする。
県が進めるデジタル技術を駆使したIoP農業について学ぶ授業を受けたり県内の農業事業者のもとでインターンシップを経験したりする。
地域活性化の手法も学び、卒業までに地方創生推進士の資格を取得する。
県は人口減対策の一つとして…