政府がつくった10兆円規模の大学ファンドから支援を受けられる「国際卓越研究大学」の第2期について、文部科学省は2026年度からスタートする方針を示した。14日の専門家会議で大筋で了承された。
世界トップクラスの研究力をめざす卓越大の初回の公募には、東京大など10大学が応じ、東北大だけが認定された。25年度に向けて百数十億円の支援を受ける見通しだ。文科省は最終的に数校を選ぶ方針で、第2期の募集を今年度内に始める予定。
この日の会議で文科省は、応募書類の多さなど初回の審査で挙げられた課題の改善策とともに、第2期の開始時期を26年4月とする計画を示した。
第2期にはこれまでに東大や早稲田大、東京科学大などが応募する意向を表明している。旧東京工業大と旧東京医科歯科大を含め、いずれも初回に応募していた。(竹野内崇宏)