第73回春季関東高校軟式野球大会茨城県予選の決勝の様子。硬式だけではなく、軟式も熱い=2025年5月1日、水戸市新原2丁目、後藤隆之撮影

 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で5月5日、全国各地から選抜された軟式の高校球児が集う「春の軟式交流試合」が開かれる。茨城県内からは茗渓学園高校(つくば市)3年の栗原秀翔(ひでと)内野手と古河中等教育学校(古河市)6年(高3に相当)の中島陽翔(はると)捕手が選出された。2人は「聖地」での一戦を心待ちにしている。

 日本高校野球連盟の主催で、今夏の全国高校軟式野球選手権大会が70回を迎えることの記念事業として行われる。

 各都道府県の選抜メンバーが東日本と西日本に分かれて対戦する。軟式の全国大会は例年、明石トーカロ球場(兵庫県)などで開催され、甲子園では開かれない。それだけに、軟式の球児にとっては貴重な機会になる。

 茨城から出場する2人は、昨秋の軟式県大会で優勝した茗渓学園と準優勝の古河中等教育学校から選出。両校が出場した関東大会の戦いぶりをもとに両選手が選ばれた。

 「甲子園には絶対に立てないと思っていた。本当に驚きました」

軟式らしく、足でかき回して

 茗渓学園の栗原選手は土浦市…

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