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2019年2月、スーパーボウルの試合中、賭けをして喜ぶ女性=米ニュージャージー州、ロイター
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 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者が銀行詐欺容疑で訴追され、米国のスポーツ賭博に注目が集まっている。水原容疑者は違法賭博にはまり込んだとされるが、むしろ近年は合法賭博が広まり、スポーツリーグとの結びつきを強めている。ただ、あまりの急速な拡大には、懸念も多い。

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 米国東部、ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊に住む、ケネス・フーバーさん(44)の自宅には、9台のパソコンモニターを組み合わせた巨大な「スクリーン」がある。夜になると、ここで仕事を始める。

 それぞれのモニターに映し出されているのはスポーツ賭博サイトで、オッズを見比べながら、一番有利な場面に賭ける。フーバーさんはプロのスポーツギャンブラーであり、賭博のアドバイスをする「inplayLIVE」社の仕事もしている。

 両親がスポーツ賭博好きで、フーバーさんも子どもの頃から親しんでいた。しかし、当時の米国では今ほどスポーツ賭博は一般的ではなかった。ほとんどの州で賭博は非合法だったからだ。

 2018年、この状況が大きく変わった。連邦最高裁が、一部の州だけに賭博を認める規制法は違憲だとする判決を下し、各地で合法化が始まったためだ。

勝ち多い人→賭け金制限 負け多い人→制限なし

 フーバーさんはこれを機にウ…

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