古賀政男音楽博物館学芸員の漆山賢明さん

 「東京ラプソディ」「無法松の一生」「悲しい酒」……一度は耳にしたことがあるあの歌この歌、作曲したのは「流行歌の父」と言われる古賀政男です。今も歌い継がれる「古賀メロディー」の神髄とは? 古賀政男音楽博物館学芸員の漆山賢明さんに聞きました。

リレーおぴにおん 「100年目の昭和」

 1929年、所属していた明治大学マンドリン倶楽部の定期演奏会で「影を慕いて」を発表して以来、「東京ラプソディ」「柔(やわら)」などのヒット曲を連発した作曲家・古賀政男。78年に没しましたが、博物館には年間約6千人が来場されています。古賀の足跡をたどったり、千曲以上の「古賀メロディー」を試聴できたりするだけでなく、日本における大衆音楽文化の「殿堂」として、その発展に貢献した作詩家や作曲家、歌手らを顕彰し、ゆかりの品々などを展示しています。

 古賀メロディーといえば多く…

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