2024年7月16日、米テキサス州アーリントンで行われた大リーグのオールスター戦の五回、ア・リーグの5番手で登板したメイソン・ミラー(アスレチックス)との対戦で、空振りするナ・リーグの大谷翔平(ドジャース)=AP

 今年の「真夏の祭典」で一番名前が知られたのは、メイソン・ミラー(25)かもしれない。100マイル(約161キロ)以上の速球が持ち味の右投げ投手だ。アスレチックスから唯一、オールスター戦に選ばれている。

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 ア・リーグの5番手として五回から登板。1死走者無しで迎えたドジャースの大谷翔平に対し、低めの直球とスライダーで攻め、空振り三振を奪った。大リーグによると、続くターナーには、計測を開始した2008年以降、球宴史上最速となる103.6マイル(約167キロ)をマークするなどして、見逃し三振に仕留めた。

 12球中8球が100マイルを超え、前日に宣言していた通り「史上最速」を更新した。1回を三者凡退に抑えて勝利投手になり、「最高だった。(大谷には)低めの直球とスライダーで勝負しようと思っていた。うまく投げることができた」と満足げだ。

 アスレチックスにとって、ミ…

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