大阪・関西万博の中国ナショナルデーで披露された中国の伝統芸能=2025年7月11日午後0時1分、大阪市此花区の夢洲、水野義則撮影

 大阪市で開催中の大阪・関西万博で11日、中国の参加を祝うナショナルデー式典が開かれた。

 式典では、日本側から武藤容治経済産業相、日中友好議員連盟の森山裕・自民党幹事長があいさつ。武藤氏は、日中双方が漢字文化を共有し、コロナ禍の時に漢詩や俳句を添えた支援物資を送り合ったエピソードを披露。「日中双方の多くの人の心を動かした」などと語った。

 中国側は、自然との共生というパビリオンのテーマや、二十四節気を取り上げた映像といった展示の内容を紹介。海のシルクロードを開拓した歴史に触れ、何立峰(ホーリーフォン)副首相が、「各国が積極的な姿勢と建設的な行動を取り、真の多国間主義を実践し、自由貿易体制をしっかりと守り、世界の課題に共同で対応することを期待している」と語った。

 続いて中国の伝統楽器による音楽や、踊りや歌、ダンスなど多彩な文化パフォーマンスが披露された。

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