英国の下院議員として、同性婚の法制化に奔走した、ハーバートLGBT+権利特別特使が28日、東京都内で朝日新聞のインタビューに応じ、「同性婚は、同性愛者も平等だということを象徴するものだ」と訴えた。
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ハーバート特使は2005年に国会議員となった。ゲイであることを公表。「同性愛者と異性愛者の完全な平等を実現したい」と考え、性的少数者などの権利向上に尽力するなど、同性婚を推進したキャンペーンのリーダーの一人とされる。
英国では、10年から政権を担ったキャメロン首相が同性婚の法制化を支持。保守勢力のほか、宗教団体から反対の声が上がったが、ハーバート特使は「反対する宗教団体や個人に同性婚を強制するものではない。信教の自由を尊重し、同性婚をしたい人に結婚する自由を与えるのだ」と説得に回ったという。
「ゲイなので政治家にはなれない」とつづられた手紙
その後に同性婚が法制化。「…