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握手する岩屋毅外相(右)とスティーブン・ジョスト在日米軍司令官=2024年10月16日午後2時21分、外務省、里見稔撮影
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 岩屋毅外相、中谷元防衛相は16日、今月新たに就任した在日米軍のスティーブン・ジョスト司令官とそれぞれ会談した。外務省で会談した岩屋氏は、日本を取り巻く安全保障環境が緊張を増す中、「日米同盟の重要性がかつてなく高まっている。緊密に連携させていただきたい」と述べた。

 岩屋氏は「沖縄をはじめとする地元負担を軽減しながら、日米同盟の抑止力と対処力を一層強化していきたい」と話し、ジョスト氏は「同盟強化について、私のフルのコミットメント(関与)があるということをお伝えしたい」と応じた。

 ジョスト氏は、2011~12年に青森県の在日米空軍三沢基地での勤務経験もあることから、岩屋氏は「この地域に造詣(ぞうけい)の深い司令官の着任を心強く思う」とも語った。

 防衛省で会談した中谷氏も自衛隊との緊密な信頼関係の構築への期待を述べた。ジョスト氏は「自衛隊と米軍でいろいろな変革、改革が行われている。しっかり透明性をもって情報共有していきたい」と述べた。

 在日米軍司令官は国内にいる約2万人の米兵らを管理するのが主な任務で、作戦指揮権は米ハワイにある上部組織のインド太平洋軍司令官が持つ。米国は、在日米軍を再編して「統合軍司令部」を新設し、自衛隊との連携を強化する方針だ。

 ジョスト氏は空軍中将で、嘉手納(沖縄県)、三沢(青森県)、横田の航空団を統率する米第5空軍司令官も務める。(里見稔、佐藤瑞季)

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