国連のグテーレス事務総長との面会などを終え、報道陣の取材に応じる東京都の小池百合子知事=2025年7月24日、米ニューヨークの国連本部、青山直篤撮影

 訪米中の小池百合子・東京都知事は24日(現地時間)、ニューヨークの国連本部でグテーレス事務総長と面会した。小池氏はこれまで、国連の機能の一部を東京に誘致したいとの考えを示しており、事務総長に直接、その意向を伝えたという。

 6月の都議会で、小池氏は国連安全保障理事会や世界保健機関(WHO)などの国際機関の誘致を政府が進める場合、都が全面的に協力すると表明していた。

 小池氏はこの日、グテーレス氏と20分ほど面会。終了後に取材に応じた小池氏によると、「国連の様々な活動について、東京でもサポートができればと思っている」と伝え、安全性といった東京の利点も説明したという。誘致を目指す具体的な機関については触れず、グテーレス氏からは「世界各地から協力の申し出がある」との返事があったという。

 小池知事は国連経済社会理事会の会合にも出席。国際情勢が混迷するなか、「東京は変革をもたらす役割を全力で尽くす」と語った。

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