国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は21日、ガザへの攻撃を続けるイスラエルのネタニヤフ首相らの逮捕状発行に踏み切った。逮捕状発行にはイスラエルと同国を支援する米国が反対してきており、主任検察官は「一部の国から発行しないように圧力を受けた」と証言している。
ICCの検察局は5月20日、ネタニヤフ氏とガラント前国防相、イスラム組織ハマスの幹部について、戦争犯罪などの容疑で逮捕状を請求した。これに反発し、イスラエルを支援する米国では6月、下院がICCの職員への制裁法案を可決した。
ICCのカーン主任検察官は9月、英BBCの取材に、逮捕状の請求後、「一部の国の指導者」から逮捕状を発行しないよう圧力を受けたと明らかにしている。
ICCが公表した資料による…