海外旅行の老舗ガイド本「地球の歩き方」に来年4月、「信州」版が加わる。長野県内全77市町村を網羅し、県外からの旅行者に加え、地元の人にも発見がある内容をめざす。編集部は5日、地域密着の口コミ情報を増やそうとアンケートサイト(https://arukikata.jp/sihyfh
地球の歩き方は1979年創刊。各地の情報のほか、実際に訪れた人からの投稿など口コミ情報も掲載。海外旅行の定番ガイドとして知られてきた。しかし、コロナ禍で海外旅行をする人が激減。苦境の中、2020年に国内シリーズを発刊した。
流行にはこだわりすぎない内容とし、「東京23区」「北九州市」「四国」など17タイトルを作り、86万部超を出した。発行当初は、地元の人を中心に売れるのが特徴という。
「信州」は長野県内の77市町村すべてを紹介し、500ページを超える見通し。名産品やグルメのほか、山岳やアートなどを幅広く取り上げる。美術館や日本酒、ワイナリーの特集のほか、大昔からの信州の歩みをたどる年表で出来事を振り返る「歴史」の章も設ける。
編集長の由良暁世さんらは5…