巨大な布に特大の筆で書かれた「坐春風」の文字=2025年1月4日午後1時30分、広島市中区、山中由睦撮影

 特大の筆と巨大な布を使った「ウルトラ書きぞめ」が4日、広島市中区の「基町クレドふれあい広場」であった。書き込んだ文字は「坐春風(ざしゅんぷう)」。新しい年を、穏やかでおおらかな気持ちで過ごせるように、との思いを込めた。

 筆は長さ1.8メートル、重さ20キロ。筆の生産量日本一をほこる広島県熊野町で製造された「熊野筆」。40リットルの墨が用意され、床に敷かれた142畳の絹布に、3人の書家が一文字ずつ筆を振るった。

 この新春パフォーマンスは今年で24回目。「風」の文字を記した日本書道文化協会の北谷翠峰(すいほう)副理事長(68)は「今年は再生の象徴とされるヘビの年。明るく、景気の良い年になってもらいたい」と語った。

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