7月5日に開幕する第107回全国高校野球選手権広島大会(朝日新聞社、県高野連主催)を前に、審判員が基本動作の確認などをする審判講習会が14日、広島市内であった。15日までの2日間の日程で、座学や実践形式の練習をする。
14日は審判員約80人と、広島商や山陽など5校の野球部員が参加した。各塁での判定練習では、部員が走者役となり、審判員がコールやジェスチャーを繰り返した。審判員は「もっと声を出そう」「しっかり確認しよう」などと声を掛け合っていた。このほか、ストライクゾーンの確認や発声練習なども行った。
今夏の広島大会で初めて審判員を務める広島県府中市の会社員、上田遥哉さん(19)は「大きい声とジェスチャーで全力で頑張りたい」と意気込んだ。講習会に参加した山陽の富永京介選手(3年)は「審判員の1球1球に対する思いが伝わってきました」と話していた。