合奏の様子=「ファミリーブラスバンド マムソウル」提供

 学校部活動の地域移行が進む中、演奏したい子どもたちの受け皿を作ろうと、栃木県那須塩原市を拠点とする吹奏楽団「ファミリーブラスバンド マムソウル」が、目標金額200万円を募るクラウドファンディング(CF)を始めている。

 約50人が所属するマムソウルは8月、子どもたちのバンドを立ち上げ、同市や那須町、大田原市の小中高生16人が活動している。部活動とは違う楽器をしたいと参加する子どももいる。

 月3回、日曜日に練習する。拠点はマムソウルと同じで、メンバーが交代で子どもたちを教えている。

 ただ、楽器が足りない。これまでチラシやSNSで楽器提供を呼びかけたものの、使用できるものは10台程度だった。個人から借りた楽器もあるが、返却しなければならない。

 代表の石井百合子さん(44)は「なんとか16人は受け入れた。でも、まだ入りたいという子どももいて、今は無理とお断りした」と明かす。そこで楽器購入のため寄付金を募ることにした。

 CFの受け付けはhttps://camp-fire.jp/projects/809787/view。来年1月11日まで。

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