訪日観光客消費者ホットラインのホームページ

 「客室が狭かった」「日本語と外国語のメニューで料金が違う」「購入したバッグが(有名ブランドの)偽物だった」――。

 日本を訪れた外国人観光客からのトラブル相談が増えている。窓口を設けている国民生活センターによると、2024年度は400件近くに上り、過去最多だった。宿泊施設や外食(飲食店)に関する相談が多い。

 国民生活センターは、日本を訪れた外国人観光客が消費者トラブルにあった場合に相談できる電話窓口「訪日観光客消費者ホットライン」を2018年12月に開設。現在は英語、中国語、韓国語など7カ国語で受け付けている。

 24年度の相談件数は388件で、23年度に比べ161件増。最多だった19年度の264件を超えた。

 対応言語別では中国語が231件(59.5%)を占め最多。次いで英語97件(25.0%)、日本語39件(10.1%)、韓国語19件(4.9%)と続いた。日本語での受け付け分は、日本語を話せる人や、日本人の知人を通じての相談という。

 相談内容で最も多かったのは、宿泊施設に関するもので、全体の27%を占めた。「客室内にゴミや髪の毛があった」「予約サイトに掲載された写真と比べて客室が狭かった」「荷物を乱暴に扱われ、購入品が壊れた」といった内容だった。

 外食(飲食店)に関する相談…

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