家庭料理としての「和食」を、桑名発で世界へ――。企業向けの弁当や学校給食、介護弁当などを手がける「オーケーズデリカ」(本社・三重県桑名市、杉本香織社長)が、和食総菜の輸出事業をスタートさせる。素材を生かしたおいしさと、栄養バランスを兼ね備えた和食を通して、「食育」の考え方を世界に届けたいという願いを込める。
8月15~17日に香港で開かれた展示会「Food Expo PRO 2024」。オーケーズデリカは、「日常を彩る和食」をテーマに、肉じゃがや筑前煮、ナスの揚げ浸し、きんぴらなど、業務用の総菜を出展した。ホテルやスーパーマーケット向けに冷凍加工した製品で、海外事業として初の取り組みだった。
幅きかせる「なんちゃって和食」に対抗
「和食はアジアでも人気だが…