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対局に臨む日本推理作家協会チームのメンバー(左側手前から5人)=2024年11月4日、東京都渋谷区、杉村和将撮影
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 職場の仲間がチームを組んで戦う将棋の「職団戦」に珍しいチームが参加した。日本推理作家協会のメンバーだ。「ミステリーって実は将棋と似てるんです」。そう語る初参加の作家チームの姿に、新たな将棋の楽しみ方を見た。

 職団戦の正式名称は「職域団体対抗将棋大会」で、日本将棋連盟が年2回開催している(朝日新聞社、東京都教育委員会後援)。今回の第126回大会は4日に東京・千駄ケ谷の東京体育館であり、408チームが参加。5人の団体戦でS~Fの7クラスで対戦があり、最上位のSクラスにはトップアマも多く参戦した。

 日本推理作家協会はFクラスに出場し、初戦を突破。2回戦で敗退したが、協会の将棋同好会代表の葉真中(はまなか)顕さんは「1回戦突破が目標だったのでよかった。1人でできるネット将棋と比べて、チームで人と対戦するのは味わいが全然違いました」

 実は2回戦、早い段階で敗勢になった。ネット将棋なら「投了」ボタンを押すところだが、今回は違う。「仲間が頑張ってるので粘りましたよ。でも最後に反則の二歩を打ってしまって……(笑)。それも含めて人とリアルに指せて楽しかった」と語った。

 普段は孤独な創作活動に励む「個人事業主」。いつもと違う緊張や喜びがあったという。

 大会参加を「大人の部活動で…

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