代引き配達を利用したインターネット通販でトラブルが相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。商品が届いてから料金を払うため、一定の安心感がある購入方法だが、商品が偽物や粗悪品だったという相談が寄せられている。
国民生活センターのまとめでは、2024年度にネット通販での「代引き配達」に関する相談のうち、業者側に問題があると判断されたものは1万4013件にのぼり、19年度に比べ8390件増。今年度も6月までに4498件(前年度同期比2947件増)寄せられている。
24年度の相談件数の内訳をみると、紳士・婦人洋服に関するものが最も多く2485件(17.7%)、空調・冷暖房機器1686件(12.0%)、履物1002件(7.2%)、洋装下着941件(6.7%)、カバン858件(6.1%)の順で続いた。
契約購入金額は1千円以上1万円未満(55.3%)と1万円以上5万円未満(39.7%)を合わせると全体の全体の95%を占めた。
具体的な被害は次のような事例がある。
事例① 大手家電メーカーの…