早大の工藤慎作=2024年12月14日、埼玉県所沢市、堀川貴弘撮影

 第101回箱根駅伝に挑む早稲田大は今季、出雲6位、全日本5位と堅実な成績を残している。

 チームを率いて3季目となる花田勝彦監督は「夏に例年になくレベルの高い練習が積めた。将来的に優勝を狙うチームとして、今年は総合3位をめざしたい」と話す。3強と目される青山学院大、駒沢大、国学院大の一角を崩す意気込みだ。

 ポイントとなる5区(小田原―箱根・芦ノ湖、20・8キロ)の山登り。前回大会で1年生ながら区間6位に食い込んだ工藤慎作が今回も出走予定だ。人気アニメ「名探偵コナン」の主人公、工藤新一(江戸川コナン)と名前が似ており、同じメガネ姿から「山の名探偵」と呼ばれて話題になった。

 工藤は今季、平地での走力が向上した。11月に1万メートルで27分台に突入したエース山口智規(3年)に次ぐ存在と、監督にも認められている。3月の日本学生ハーフマラソンでは1時間2分29秒の自己新をマークし、本人も手応えを感じている。「1万メートルの27分台だったら今でも出せる。平地の走力は昨季とは段違いと自負しているので、箱根の5区でも記録を伸ばせる自信がある」

 駅伝シーズンに入ってからも…

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