埼玉県は14日、狭山市で75歳の女性がサルに右足をかまれる被害に遭ったと発表した。消防などによると、女性は救急搬送されたが軽傷という。サルは左手が欠損しているという。県や市は注意を呼びかけている。
狭山市などによると、女性は14日午前10時半ごろ、同市中央4丁目の路上を歩いていて、サルの横を通ろうとした際に、いきなり右足のふくらはぎにかみつかれたという。約20分後に家族が119番通報した。サルは逃走し、現在も捕獲されていない。被害を受け、警察と同市は現場周辺で注意喚起やパトロールを行った。
この日朝、住民からサルの目撃情報があり、狭山市は朝からXなどで注意喚起をしていた。左手のないサルは、隣接する所沢市で12日朝に目撃されたほか、これまで東京など各地でも目撃されているが、今回女性を襲ったサルと同じかはわからないという。
県は、サルに遭遇しても近づいたり大声を出したりしないことや、自宅の施錠の徹底など、注意を呼びかけている。
