兵庫県宝塚市は、これまでプロの漫画家と契約して、広報誌に載せてきた「市政マンガ」の発注を、今後は年1回、指定したテーマで企画案を募り、審査したうえで個人や法人と作画契約するプロポーザル方式に変更する。
市政マンガは2007年から「すみれファミリー」という5人家族の設定で年2回、掲載してきた。ただ、契約の関係で使えるのは広報誌だけだった。近年、自治体広報の主力になりつつあるSNSでは活用できず、今年2月号のマンガは、市公式LINEの受信設定がテーマにもかかわらず、LINEで紹介できなかった。
初回の募集は来年2月号掲載分で、テーマは「フレイル予防の啓発」。加齢に伴う心身の衰弱により、介護や病気のリスクが高まった状態「フレイル」についての理解を深める作品を募る。契約料の上限は19万5千円。著作権は市が持つ。「マンガのまち宝塚」のアピールにも広く活用する。
応募は、市ホームページから必要書類をダウンロードし、10月1日午後3時必着で市広報課(0797・77・2002)まで郵送か持参する。