第97回選抜高校野球大会(3月18日開幕、日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、2年連続4回目の出場を決めた日本航空石川(石川県輪島市)の選手20人や監督らが19日、県庁や輪島市役所を表敬訪問した。能登半島地震や奥能登豪雨からの復興を目指す地元のためにと、飛躍を誓った。
県庁では、及川蓮志主将(2年)が馳浩知事に「日本一という目標を掲げて練習に励んでいる。開幕まで残り1カ月を切り、いい準備をして頑張りたい」と話した。
昨年9月21日に起き、大会中に発生から半年を迎える豪雨災害の際、部員たちは泥かきボランティアで活動。現在のグラウンドは積雪が約50センチあり、実戦練習ができず、室内で調整中だ。3月1日から徳島県阿南市で事前合宿に入り、7日の組み合わせ抽選会に臨む。
及川主将は「対戦したい相手」を報道陣から問われ、横浜(神奈川)や東洋大姫路(兵庫)を挙げた。「やっぱり強いチームを倒してなんぼだと思う」と意気込んだ。