中部経済連合会の新会長に就いた勝野哲氏(71)が、朝日新聞のインタビューに応じた。中部経済界が優先的に取り組むべき課題として、「ものづくりの進化」と「訪日客増加に向けた情報発信」をあげた。
勝野氏は中部電力会長で、6月18日に中経連の会長に選出された。
「中部経済の特徴は、めちゃめちゃものづくりが強すぎること」だと話す。
これまで、各社の経営資源や知識を活用して、イノベーション(技術革新)を進めてきた。ただ、今後は、異業種を含む外部のアイデア、技術を採り入れた「オープンイノベーション」が不可欠だと指摘する。「消費者の価値観が多様化している。デジタルが社会を変える時代には、新しいものづくりへの転換が必要だ」
東京や大阪に比べ、出遅れが…