さいたま市の非常勤講師の女性と息子。「隠れ待機児童」となっている息子は4月から幼稚園に通っている=2025年4月28日、さいたま市浦和区、宮島昌英撮影

 「4年連続で待機児童ゼロを達成しました」

 さいたま市の清水勇人市長は4月22日の定例記者会見で、子育て政策の成果をアピールした。

 一方、特定の保育所を希望しているなどの理由で待機児童と扱われない「隠れ待機児童」を含む「利用保留児童」の数は、前年度より238人減少したものの、依然として1268人となっている。

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 非常勤講師の女性(37)=さいたま市南区=は今春、3歳の長男を認可保育所に入れることを諦めた。

 保育所に初めて申し込んだのは2023年10月。24年春の入所を目指し、通える範囲の7カ所の認可保育所に申し込んだ。だが、結果は全滅だった。

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