(23日、第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2―1関東第一)
堅守と粘り強い打撃で、甲子園の観衆を魅了した関東第一。一方で、同校のアルプススタンドから聞こえる「ある音」も注目されていた。甲子園に響き渡る、鋭い高音のトランペット。その奏者は誰なのか、ネット上でも話題となっていた。
東海大相模(神奈川)との19日の準々決勝。0―0で迎えた七回、関東第一は4番、高橋徹平主将(3年)が打席に入ろうとすると、アルプススタンドから、「必殺仕事人」のトランペットのソロが聞こえてきた。球場の雰囲気を一変させるようなキレのある音にのせて、高橋主将が振り抜いた初球は外野スタンドへ。
息詰まる展開での値千金の本塁打。これ以上ない演奏と打撃の共演に、インターネット上では「鳥肌が立った」「かっこよすぎる」などと話題になった。「トランペット職人」は誰なのか。圧倒的な演奏ゆえ、その正体を知りたがる人も少なくなかった。
その「職人」は、23日の決…