【動画】「未承認国家」ソマリランドの選挙=今泉奏撮影
海賊、テロリスト、独裁者――。「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ大陸東端の地域は戦乱の世にある。そのなかに、ただ一つ平和と民主主義を謳歌(おうか)する「くに」がある。
「ソマリランド共和国」。日本を含む全ての国連加盟国が独立を認めていない。2024年11月13日、大統領選の投票日を迎えた街を歩くと、驚くような光景が広がっていた。
まだ夜も明けきっていないのに、「首都」ハルゲイサの投票所では、有権者が長蛇の列をつくっていた。カメラを向けると、人びとは誇らしげに身分証を掲げ、投票できる喜びをあらわにする。幸福感があふれるソマリランドの選挙は、まるで祝祭のような雰囲気だ。
「未承認国家」ソマリランドの大統領選。戦乱の「アフリカの角」で、なぜ熱狂的に民主主義を愛しているのか。その実態を探ります。
アフリカの「ハイテク選挙」
「私たちは、アフリカで最も…