第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟・毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に出場する米子松蔭に27日、開会式の入場行進で使う「選抜旗」が主催者から授与された。同校体育館(鳥取県米子市)で27日に開かれた式典で、長崎成輝校長から惣郷峻吏(そうごうしゅんり)主将(2年)に手渡された。
同校の選抜大会出場は前身の米子商時代の1992年以来33年ぶり2回目で、チームは「日本一」を目標に掲げる。式典に集まった全校生徒約700人を前に、惣郷主将は「普段からたくさんのサポートや応援をいただいている。感謝の気持ちをもって精いっぱいプレーし、目標を達成して恩返ししたい」と意気込みを伝えた。
野球部員約30人は最前列で旗の受け渡しを見守った。鳥取県高野連の福光浩会長は「秋からまた一回り成長して、たくましいプレーを見せてくれると期待している」と激励。長崎校長は「地域の代表としてしっかりプレーしてほしい」と力づけた。
大会は3月7日に組み合わせ抽選会があり、18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。