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佐久長聖の主将・森=2025年7月23日、セキスイハイム松本

 第107回全国高校野球選手権長野大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)の決勝は、26日午前10時から松本市のセキスイハイム松本スタジアムである。「打」の佐久長聖か、「守」の松商学園か。いずれもノーシードから勝ち上がってきた伝統校が、甲子園の切符をかけてぶつかる。

 佐久長聖は3年ぶり10回目の夏の甲子園出場を目指す。これまでの5試合のうち2試合がコールド勝ち。チーム打率4割1分、79安打、60得点の圧倒的な打力で勝ち上がってきた。

 打率6割で絶好調な3番・岩原、6番・中市に加え、4、5番の小倉、古吟も4割超と当たっている。準決勝では犠打を選ばず積極的にバットを振り、序盤で9安打を集めて主導権を握った。打ち合いになれば分がある。

 投手陣では25回1失点の白井が軸になる。

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 松商学園は4年ぶり38回目の全国選手権出場を狙う。開幕戦に登場して以降、6試合でコールド勝ちはなく、1―0が2試合。無失策の鍛え抜かれた守備力で接戦を勝ち抜いてきた。

 加藤、森田の左腕2人で54回を2失点で投げ抜いてきた。チーム打率は2割6分と劣るが、犠打飛は佐久長聖の3倍近い26。準々決勝、準決勝ではスクイズや足を絡めた攻撃で得点を挙げた。失点を最小限に抑え、接戦に持ち込めば、勝機が見えてくる。

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