(18日、第107回全国高校野球選手権山梨大会準々決勝 山梨学院11―0身延)
六回裏、山梨学院の5番・平野天斗選手(3年)の満塁本塁打が、身延の夢を打ち砕いた。
2年前の初戦の相手も山梨学院だった。幸先良く先制したものの、3―12の8回コールド負け。当時、1年だった柿島瑛心主将(3年)はスタンドで応援し、圧倒的な力の差を感じた。
そして迎えたこの日。4強をかけてリベンジに挑んだが、一点も奪えなかった。柿島主将自身も無安打に終わった。「相手はもっと強くなっていた。あれだけ気持ちよく打たれたら悔いはない」
春夏と8強入りし、「公立の実力校」という自負は保てた。いつか「打倒・山梨学院」の夢を果たせるよう、後輩たちを支えたい。