新入生同士がディスカッションなどを通じて語り合う授業「自分未来ゼミ」が、千葉商科大学(千葉県市川市)で今年度から始まった。学業やアルバイトなどで多忙な学生が増える中、「放課後の教室のような場所」の創出を目指している。授業を立ち上げた常見陽平准教授(基盤教育機構)は「学生には立ち止まって、考えを深める機会にして欲しい」としている。
語り合い、自分見つめ直して
同大の新入生は4学部6学科の約1600人で、全員が市川市国府台のキャンパスで学んでいる。多様な学生との出会いを通じて、コミュニケーションスキルを磨くとともに、自らを見つめ直して将来を考える機会にすることが狙いという。
夏休み直前の今月17日。常見准教授のクラスでは、学生が作成した「自分未来シート」のプレゼンテーションがあった。学生らは4人1組となり、シートをもとに「大学生活で成し遂げたいこと」などを順番に発表。それを聞いた他のメンバーが質問をする。
思いを語る学生への質問
「身近な芸術を伝えることに…