ホンダの貝原典也副社長は17日、東京都内で朝日新聞のインタビューに応じ、一部の従業員の定年を撤廃するなどの人事制度改革の狙いを語った。
- 人事制度改革の概要は?
主なやり取りは次の通り。
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――高い技能や技術を持つ人材の定年を廃止する理由は。
「例えばガソリン車の需要は今後不透明だ。だが、ガソリン車が完全になくなるわけではない中、残さないといけない技術もある。技術を活用できる人がいるなら、残ってほしい」
――「脱年功序列」の制度にするなど、給与・評価制度を変える背景には、どのような危機感があったのか。
「ものづくりを長くやってきたことで、プロセスを守っていれば失敗しないものが出来てしまう。そこから脱した発想が出来にくく、自ら新しいものに挑戦する機会がだんだんと失われている。そこを大きく変革しないといけない」
なぜそこまで人材が必要なのでしょうか。自社開発にこだわる理由や、日産自動車との統合協議による影響についても言及がありました。
――車の電動化や知能化が進…