米南部フロリダ州で2025年7月1日、移民を一時的に拘束する施設の開所式で演説するトランプ大統領=ロイター

 日米関税交渉の合意を受け、米ホワイトハウス高官は23日、日本が米ボーイング社製の航空機100機を購入すると述べた。また、米国産のコメの購入を75%増やすとの見通しも示した。いずれも合意の一環だという。ロイター通信が報じた。

 ロイターが伝えた高官の話によると、合意には、日本が農産物を含む米国製品80億ドル(約1.2兆円)分を買うことも含まれた。日本は防衛分野の支出も増やす方針といい、これに伴って米国企業に対する支出を年間140億ドルから170億ドルに増額するという。

 トランプ大統領は22日のSNSへの投稿で、日本が5500億ドル(約80兆円)の対米投資をすることで合意したと明記。さらに、乗用車やコメを含む農産物の分野で日本が「貿易を開放する」とも主張していた。

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