韓国の大統領選に立候補表明している韓悳洙(ハンドクス)・前首相(75)が7日、ソウル市内で海外メディア向けに記者会見し、当選した場合、日韓関係について「協力し、理解しあい、安全保障の脅威を最大限抑制していく」と述べた。尹錫悦(ユンソンニョル)前政権下で復活した日韓首脳の「シャトル外交」も評価するなど、日韓関係を重視する姿勢を示した。
韓氏は日韓の協力関係について、植民地支配の問題をめぐり、日本の「謝罪する姿勢が変わらないこと」が前提だと言及した上で、軍事力を増している北朝鮮に対し「協力して対応する努力を続けなければいけない」と強調した。尹政権下で12年ぶりに再開した日韓首脳間のシャトル外交について「とても肯定的に見ている」とも述べた。
日米韓関係についても「世界の安全保障を担っている重要な一つの構造」と指摘した上で「当選したら、もっともっと強化していく」と話した。