【動画】日本で食べられるサバの半分はノルウェー産?現地を訪ねた
定食屋で食べられるサバの塩焼きやみそ煮、ブームになったサバ缶。日本の食卓に欠かせないサバは、実は半分がノルウェーからの輸入ものだ。ノルウェー産の魚として有名なサーモンよりも多くの量を輸入している。
一皿から見える世界(3)
日本の食卓は、世界とつながっています。世界各地で取材する特派員が、食材にまつわる物語を追いかけます。後半には食材のメモもあります。
高さ10メートルはありそうな巨大な倉庫に、世界中に出荷されるサバの箱がびっしりと並んでいた。ノルウェーの水産大手「ペラジア」が漁港の町エーゲルスンに持つ輸出用倉庫だ。ただでさえ寒い12月、中の温度はマイナス27度。鼻が凍りそうだ。
箱を一つ開けてもらうと、大ぶりのサバがきれいにさばかれ、しっかり冷凍されていた。「この空調が新鮮さの秘密だ」と販売部副部長のスバイン・ニゴールさん(52)は胸を張る。
サバ漁シーズンの8~11月…