日本電信電話は1日、社名を通称だった「NTT」に変更した。島田明社長は東京・大手町の同社で開いたセレモニーで「新生NTTとして第一歩を踏み出す」と語り、1952年の旧・日本電信電話公社(電電公社)設立以来、85年の民営化後も使用してきた名称に別れを告げた。
社名変更の背景には、データセンターやITサービスなどが伸長し、電信や固定電話がNTTの事業の中心ではなくなってきた実情がある。今後は知名度がある「NTT」を押し出し、次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」などの海外展開を推進したい考えだ。
島田社長はセレモニー終了後の報道陣の取材に「グローバルな世界でしっかりと前進していくにふさわしい名前になれた」と話した。
英文表記も「NIPPON …