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 経営再建を急ぐ日産自動車は11日、経営陣の刷新に踏み切った。内田誠社長や副社長3人がそろって3月末で退任する。かじ取りを託される新社長のイバン・エスピノーサ氏だが、リストラ計画の実行以外にも、ホンダを含めた他社との協業をどう実現するかなど、課題は山積している。

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オンライン会見に臨むイバン・エスピノーサ氏=2025年3月11日
  • 日産はこんなもんじゃない…内田社長退任、語った「じくじたる思い」

 「従業員の一部から信任を得られない状況になり、取締役からの(退任の)要請があった」。11日夜にあったオンライン会見で、内田氏は退任理由をこう語った。

 このところ、内田氏への批判は社内外で強まっていた。昨春以降の業績悪化に歯止めがかからず、2025年3月期決算の純損益は800億円の赤字になる見通し。9千人の人員削減や3工場の閉鎖などを盛り込んだリストラ計画が今後、本格的に動き出す。

 成長戦略も不透明なままで…

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