女子ゴルフの笹生優花(22)が2日(日本時間3日)、米ペンシルベニア州ランカスターCCであった今季メジャー第2戦、全米女子オープン選手権で3年ぶり2度目の優勝を果たした。日本勢がメジャーで2度優勝するのは男女を通じて初めて。
怒濤の巻き返し
18番でパーパットを沈めると、大歓声に包まれた。2位に3打差をつけ、ホールアウトしたときは硬い表情を崩さなかった笹生。その数分後に優勝が決まると、涙がこぼれた。
「何がどうなっているのか分からない。本当にうれしい」
6番パー3では4パットで痛恨のダブルボギー。この時点で首位と4打差まで広がった。
だが後半に入って、ショットが安定した。12、13、15番とバーディーを奪うと、16番パー4は、3番ウッドを飛ばし1オン。2パットでまたもバーディー。怒濤(どとう)の巻き返しで、頂点に立った。
2021年、史上最年少優勝を果たしてから3年間、米ツアーでも勝利はなかった。2勝目がまたも、全米オープン。
「(2勝目が)早いか、遅いか分からないけど、いろんな経験を積んできたし、これからも積んでいく」。そこは胸を張った。
3年前、米ツアー参戦の予選…