昨年の米大統領選でトランプ大統領に敗れた民主党のハリス前副大統領が4月30日、退任後初めて、大規模なイベントでの演説を行った。世界中を混乱させているトランプ政権の関税政策について、「大統領の歴史上、最大の人為的な経済危機」「明らかに不況を招いている」などと述べ、大統領就任100日を迎えたトランプ氏への批判を繰り広げた。
ハリス氏はこの日、サンフランシスコ市内のホテルで開かれた、政治家や公務員などを目指す女性を応援する民主党のイベントで演説した。ハリス氏はかつてサンフランシスコ地方検事や同市があるカリフォルニア州の司法長官を務め、米メディアは、来年のカリフォルニア州知事選に同氏が出馬する可能性があると伝えている。
「チェック・アンド・バランス」崩れ始めた
ハリス氏はトランプ氏の関税…