裸足で水田に入り稲を植える児童ら=2024年6月12日午前、高知県四万十市入田、笠原雅俊撮影
  • 写真・図版

 「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川を未来に残したいと、高知県四万十市の具同小学校の5年生約80人が12日、川の水質に配慮した米栽培の田植えに挑戦した。

 同小では6年前から、農薬の使用量を制限した「しまんと農法米」の栽培に協力している。汗ばむような青空の下、児童たちは四万十川近くの同市入田の14アールの水田で、横一列に並んで、約20センチの緑の苗を植えた。

 泥に足をとられて悪戦苦闘した植村佑助さん(10)は、「大変だったけど苗を真っすぐに植えられた」と笑顔で話した。10月上旬に稲刈りをする予定だ。(フリーライター・笠原雅俊)

共有
Exit mobile version