阪急電車に乗って大阪梅田から宝塚へ向かうと、大阪府豊中市の庄内駅を過ぎたところで、不思議な看板が見えました。「最終的にサボテン」。意味がわかりませんでした。社長をたずねると、サボテンに救われたことがあるのだと言いました。
■カンサイのカイシャ ここがオモロイ!
しゃべらない子だった。感情を表現できず、腹が立つと殴りかかってしまう。
大山琴子さん(47)は、「めちゃくちゃ変わってる」と言われ続けた。
高校は2度退学、3校目で卒業した。社会に出てからは、アルバイトを始めては辞める、を繰り返した。
メンタルを鍛えるには、どうしたらいいか。「植物を育てるのがいい」と本に書いてあった。
しかし、植物を買っては枯らす、を繰り返した。
「ああ、やっぱり私、何もできへんのや」
30歳手前で結婚、出産。早く死にたいと思っていたが、「生きなきゃダメ」に変わった。パニック障害を発症してしまった。
家中がサボテンだらけ
サボテンの寄せ植えを友達か…