クボタの展示イメージ。ゲーム感覚で楽しめるようにするという=日本国際博覧会協会提供

 「未来の都市」はどんなすがた、かたちをしているのか――。2025年4月開幕の大阪・関西万博のパビリオン「未来の都市」館の展示内容が28日、公開された。万博を主催する日本国際博覧会協会と12の企業などが、環境や交通、ものづくり、食など分野で、社会課題に役立つ技術や仕組みを映像や模型などで見せる。未来を担う子どもや若い世代を意識したものが多くみられる。

 「未来の都市」館は長さ150メートル、幅33メートルで、最大規模の館の一つ。中を区切って各社が展示する。建屋は11月に完成する予定だ。

 このうち、日立製作所とKDDIは、120人が入るシアターで体験型の展示を用意する。「未来の社会をつくるのは、私たち一人ひとりの声」との考えのもと、入場者は、スマートフォンのような端末を操作し、大画面に示された選択肢を選んで、未来の課題解決を体験できる。担当者は「参加型の体験を通じて、未来は変えられると実感してほしい」と話した。

 川崎重工業は、人類が持つという移動を欲する「移動本能」をテーマに、陸海空どこへでも快適に移動できる未来の乗り物を実物大のモデルで披露する。クボタは大画面を使い、ゲーム感覚で楽しみながら、食のバリューチェーンが学べる展示をする予定だ。

 青木あすなろ建設とコマツは、水中ロボットが活躍する「未来の水中工事」を題材にする。

 前売り券の販売は、21日時…

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