東京国立博物館(東博)=東京都台東区上野公園=の平常展「総合文化展」が1日から、「東博コレクション展」と名前を変えた。約12万件の所蔵品や寄託品を五つの展示館で常時約3千件を展示する東博の平常展。入れ替えが多く、何度来ても新しい作品に出会える、という平常展の特徴を分かりやすく伝えたいと、名称を変更した。8日からは展示館の一室がリニューアルオープンする。
リニューアルオープンするのは「本館11室」。目玉は、新たに公開する高さ約3メートルの「金剛力士立像」(平安時代・12世紀)で、展示室に入ってすぐの場所に設置した。立像の背中側も見られる配置になっている。透明度の高いガラスケースとLED内照明も新たに導入し、仏像など展示品の細部や彩色を楽しめる展示環境とした。
7日に開かれた報道関係者向…