宮城県気仙沼市のカキ養殖漁師で、山の植林活動で知られた畠山重篤(はたけやま・しげあつ)さんが3日、肺血栓塞栓(そくせん)症のため、埼玉県内の病院で亡くなった。81歳だった。葬儀は7日午前11時、気仙沼市田中前4の3の1のアーバンメモリアルホール田中前で、喪主は長男哲(てつ)さん。後日、東京都内でお別れの会を開く。
中国・上海生まれ。気仙沼市唐桑町の舞根(もうね)地区でカキ養殖をしながら、森に落葉樹を植え、養分を海に循環させて環境保全を行う活動に取り組んだ。2009年にNPO法人「森は海の恋人」を設立、毎年のように植樹祭を開いてきた。11年の東日本大震災では母親を亡くし、養殖も打撃を受けたが、息子たちとともに復活を遂げた。
「日本〈汽水〉紀行」で日本エッセイスト・クラブ賞。NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」のカキ漁師のモデルになった。
昨年12月に胃がんの手術を受け、今年1月からは体調を崩して入院療養中だった。