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パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの病院で2025年5月7日、重傷を負った腕の治療を受ける女児=日本ユニセフ協会提供

 イスラエル軍が攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザを訪問中の国連児童基金(ユニセフ)パレスチナ事務所のジョナサン・クリックス広報責任者が12日、現地から朝日新聞のオンラインインタビューに応じた。2023年10月にガザで戦闘が始まって5回目の訪問だが、現地の人道状況は「最悪」という。イスラエルがイスラム組織ハマスへの軍事的な圧力を強める手段として、ガザへの物資の搬入を停止して2カ月以上が経つ今、現地の子どもたちの様子を聞いた。

 ――現在のガザの状況を教えてください。

  • ガザ物資搬入停止2カ月、子どもの栄養失調拡大「このままでは命が」

 「ガザの人道状況は今、崩壊の瀬戸際にあります。200万人を超える人々が閉じ込められているこの地域に、2カ月以上の間、物資がまったく届いていません」

■食料はほとんどなく、価格は…

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