「朝日地球会議2024」小池百合子・東京都知事講演から
国際シンポジウム「朝日地球会議2024」(朝日新聞社主催)が開催され、1日目の10月25日、小池百合子・東京都知事の講演が配信された。主な内容は次の通り。
- 朝日地球会議2024 視聴申し込みはこちらから(12月31日まで)
2050年のゼロエミッションに向け、エネルギー大消費地の東京都では、脱炭素化の取り組みを推進しています。東京には多くの「屋根」があります。そのポテンシャルを生かすため、来年4月からハウスメーカーなどに対し、太陽光発電の設置を義務付ける制度を始めます。2030年までに都内の住宅で、新たに100万キロワットの太陽光パネルが導入されると想定しています。
日本で生まれた新技術で、薄く、軽く、曲がる次世代型ソーラーセルは脱炭素に向けたゲームチェンジャーになると期待されています。今年5月から、東京国際クルーズターミナルに設置し、実装検証を進めています。
水素エネルギーの利用拡大、需要喚起も重要です。グリーン水素の製造拠点を作ったり、グリーン水素を積極利用する事業者の認証制度を立ち上げたりしました。
防災力強化は、持続可能な都市活動の基盤です。能登半島地震では地震被害の大きさを改めて認識させられました。戸建て住宅の耐震化や液状化対策、無電柱化を一層加速させます。
明るい未来を確かなものにするため、共に行動してまいりましょう。