中国の外交部門トップを務める王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相は14日、ドイツで開かれている「ミュンヘン安全保障会議」で演説した。一国主義的な動きを強める米トランプ政権への懸念を背景に、中国自らは多国間主義を重視する姿勢を強調しながら、欧州での存在感拡大に努めた。
- 米副大統領、欧州を痛烈批判 「言論の自由後退」「脅威は内側から」
王氏は、米バンス副大統領が欧州の民主主義のあり方に対する否定的な持論を展開し、会場から冷ややかな拍手を受けた直後に登壇した。
「自国優先は敗北」
「中国は秩序を変え、新しい…