事件現場となったバス乗り場近くの献花=2025年1月23日午後8時25分、長野市の長野駅、小川聡仁撮影

 「事件発生の10分前まで一緒にいました。本当に、悔しくてやるせない」。23日午後、長野市に住む40代の会社員の男性は、JR長野駅前に設けられた献花台に花を供え、手を合わせた。大切な友人を突然失ったことを、まだ受け入れがたい思いでいる。

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 男性と丸山さんは、現場近くのバーの常連同士として7、8年前に知り合った。馬が合い、店で顔を合わせるうちに友人になった。丸山さんはビールが好きだった。

 店は、駅前の商業施設や飲食店街を抜け、善光寺に通じる表参道沿いの雑居ビル内にある。ゆっくり歩いても、駅からは5分ほどだ。

「明日から休み」と家路急いだ友に感じた胸騒ぎ

 22日夜も、男性と丸山さん…

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